自伝 ―序にかえて―
歴史に名を残すような、いわゆる「偉人」と呼ばれる人物になれば、自分で書かずとも他人がその人の歴史を調べ上げ、本にまとめて、世に広めてくれる。うらやましい限りだ。
冷静に自分がこの先偉人になれるかどうか考えてみると、どう転んでも自分は「凡人」のまま終わりそうである。
ならば伝記を自分で書くしかない。いやむしろ他伝よりも自伝のほうがカッコイイ気さえする。
なお、これから書くのは「自伝」というより「自叙伝」である。
時系列はバラバラである。書きたい順、思い出した順に書いていく。
そしてこれはこの先ますます記憶力が落ちていく自分へ向けた備忘録でもある。
未来の自分がこれを読んで当時の記憶が蘇ってくれることを期待したい。
40歳の節目。こういう遊びをするのも悪くない。
