ベビーラッシュ
例の産卵床で卵をたくさん回収できることが確認できたので、さらに追加で産卵床を16個作る。
これで産卵床のローテーションが可能となった。
概要はこうだ。
①メダカの水槽に産卵床を入れる(これをAグループとする)
②2週間後、Aを新しい産卵床(これをBグループとする)に交換する。
※取り出したAはメダカのいない‟水だけの水槽”に入れておく。
③さらに2週間後、Aを入れた水槽では卵が孵化し(=Aの産卵床から卵がなくなる)、
Bの水槽では新しい卵が付着するので、再びAとBを入れ替える。
④2週間おきにこれを繰り返す。
以前は「手作業で一つひとつ卵を取って、空の水槽に移す」ということをやっていた。
これはこれで楽しいのだが、時間がとんでもなくかかるのがネックだった。
それがこのローテーション法によって労力はほとんどゼロになった。労なくして十分な成果が出るから願ったり叶ったりである。
そんなこんなで最初に産卵床を沈めてから約3週間が経過した(ABの入れ替えは1回だけした)。
結果は写真の通りである。
もう50匹以上は孵化したと思う。
今では水槽を見に行くたびにメダカが生まれている。
個体差があるので、生存率は7割程度だが、なるべく多く成魚にまで育ててあげたい。
梅雨空に メダカ眺めて 親ごころ
