閉店

近所の服屋が今日をもって閉店した。

そういえば1週間ほど前から「閉店セール」と書かれたPOPが窓に所狭しと貼ってあったっけ。

小・中学校の制服はここで買った。よく物を無くす子どもだったから小学校の赤白帽子は何度もここへ買いに行った。

とは言え、中学校に入って以降、店に入ることはなかった。

プレハブの小さな服屋。住居の横に建てられたプレハブでおばさんが1人で切り盛りしていた。

店に人が入っている場面はあまり見たことがない。

肉屋、魚屋、金物屋、豆腐屋、駄菓子屋、鳥刺し屋―。子どもの頃にあった近所の店は私が高校に上がる前に店を閉めた。算盤塾も習字教室もなくなった。

そんな中、服屋だけが続いていた。

静かだった服屋が静かに店を閉じた。

お疲れ様でした。