自伝 ―大学時代の話 6-

極貧生活を実行する上でまず手を付けたのが光熱費の削減だった。

早い話、私は2年間ほぼ部屋の電気をつけなかった。

この2年間は部屋よりも大学の図書館にいる時間が圧倒的に長かった。ほぼ住んでいたといってもいい。

うちの図書館の開館時間は9時~21時45分で、授業がないときは朝一で図書館に入り、閉館するギリギリまで過ごした。家に着くのは22時。真っ暗な部屋の中で食事をし、真っ暗な部屋の中で運動をして、真っ暗な浴室でシャワーを浴び、23時には就寝した。

部屋にエアコンが備え付けてあったが使ったのは来客があったときくらいで、夏は窓を全開にし冬は毛布にくるまった。シャワーは4月~11月中旬まで水で我慢。さすがに12月ともなると寒過ぎたので、ヤカンでお湯を沸かし、洗面器に入れて行水をした。食事は1日1食。朝昼は空腹と戦い、夜にお米2合を炊いた(お米は実家から仕送りされていた)。

おかげで月々の光熱費は電気・ガス・水道含めて6000円ほどだった。

今思うと本当にストイックだったと我ながら感心する。